MACD
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解説

日本語で移動平均収束拡散法とも呼びます。MACDは乖離率と似た指標ですが、MACDとそれを移動平均したシグナルという二本のラインを用いることによって、乖離率よりも売買サインを明確にすることを目的としています。
MACDは短期指数平滑平均と長期指数平滑平均の差のことです。シグナルはMACDの指数平滑平均、または単純移動平均を用います。

計算式

指数平滑平均の計算式
Y(t)=Y(t−1)+α×{C−Y(t−1)}

Y(t):当日の指数平滑平均
Y(t−1):前日の指数平滑平均(計算初日だけ単純移動平均を用いる)
C:当日の終値
α:平滑化指数(0≦α≦1)
α=2/(n+1){nは単純移動平均の平均期間}
上の計算式で期間(n)を5日と10日でそれぞれ計算し、5日を短期指数平滑平均、10日を長期指数平滑平均とします。

この短期指数平滑平均と長期指数平滑平均の差がMACDです。

MACDシグナルとは、MACDの移動平均です。

分析方法


の時に買い

の時に売り

短期指数平滑平均と長期指数平滑平均の差が0になるということは、2本の指数平滑平均が重なるということですから、指数平滑平均のゴールデンクロス・デッドクロスと同じ意味です。

あるいは、MACDがシグナルを上抜いたらMACDが上昇を始めた、下抜いたら下降を始めたと考え、

の時に買い

の時に売り

等の使い方があります。

パラメータ

期間には、12と26日、13と26日、5と10日、5と20日がよく使われます。
シグナルには、EMA5日、EMA9日、SMA5日、SMA9日がよく使われます。

チャート例